神戸市の久元喜造市長は自身のブログで27日、摩耶山に登るケーブルカーとロープウェーを連ねた「まやビューライン」の期間限定での無料化を検討したが、実現しなかったと明かした。久元氏によると「実現一方手前まで」計画は進行したという。ただ、「最後の最後で、一部の交通事業者から『民業圧迫だ』との強い意見が出て、断念せざるを得ませんでした」と実現しなかった理由を説明した。

 住宅都市局の交通担当者らが中心になり、夏休み最後の8日間に当たる24日から31日に、まやケーブルと同ロープウェーの運賃を無料にすることを検討したという。運賃は往復で1人最大1540円になる。市街地よりも気温が低い「天然のクールスポット」(久元氏)を活用するとともに、改めて摩耶山の魅力を神戸市内外にアピールすることにもつながると考えた。

 久元氏は、民間の交通機関に対して「わずか8日間の社会実験に理解が得られなかったのは、残念」と不満を述べた。そのうえで「今回の反省を踏まえ、周到な準備を行って、来年の実現を期したい」と改めての実現に意欲を見せた。